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拘りの人の拘りを聞く「拘りの鉄」
「Prick」
第55回 「メルヘン&ファンタジー」 ぼるるん氏

初めまして、Prickのぼるるんです。
「メルヘン&ファンタジー」というテーマで第55回「拘りの鉄」を担当させて頂きました。
絵を描くようになってから、ずっとそんな世界観で描いていたと思います。
この世界観を描く楽しさを私なりの解釈で書かせて頂きます。
どうぞよろしくお願いします。




私がメルヘンチックでファンタジックな絵を描き続けている理由は、
その世界がとびきり自由だからです。
架空の世界であるのですから、
設定そのものを自分次第で勝手気ままに創ることが出来る自由さが魅力のかたまりなのです。

特に私が作っていきたい世界は、カラフルでメルヘン風味に、
どことなくエロチックな要素を入れ込んだ世界です。

このような世界です。

子供向けの絵の様な世界の中に、羞恥心のかけらもない妖精の女の子を登場させます。
このギャップある雰囲気がとっても気に入っています。
私の個人的感覚として室内の女性の裸体より、明るい屋外での裸体の方がずっと健康的で美しく感じるので、
そういう所からも来てるだろうなと感じています。

ノーマルな絵でも、上記のような絵を描いているのですが、
この雰囲気に自分のエロチックな欲望を入れているだけです。

このような世界観を好むようになったきっかけは、ディズニーの影響が強いです。
「バンビ」や「ファンタジア」等のディズニー映画は、私のバイブルです。



この世界観の最大の魅力「自由」について。
普段隠されてるからこそ、いざ目にしたときの感動も大きい「おっぱい」ですが、
どうせなら、普段からみせていて欲しい。
そんな願望から生まれたのが、私の世界の自由のひとつです。

勇ましく戦っていますが、トップレスです。胸を隠すという発想が存在しない世界です。
私の描くファンタジーの世界のキャラクターたちは、デフォルトの姿がこんな姿です。
設定から自由に作れる空想の世界なので、この姿が当たり前という世界も作れてしまいます。
自分の欲望を好きに入れ込める素敵な世界です。
エロ度をアップさせたいなと思ったら。
ファンタジーならではの、触手系モンスターの登場も自由です。
何でもありの自由の世界なので、形、色彩、質感、すべて好きに設定できます。

よく分からない生き物の登場もお好み次第です。
生き物だけでなく「夜が来ない世界」「重力のない世界」「風に色がある世界」等々、
想像出来る限り、無限に創ることの出来る自由があるのです。




この世界描くにあたって、私が拘っている点譲れない事というのをあげてみようと思います。
まず、背景の存在です。
とにかく世界観を表現することを一番大切にしているので、
それを表現するための背景に、ほぼ時間を費やすことも珍しくありません。
出来る限り説得力を持った背景にする努力をしています。

竜のパーツを持ったドラゴン娘が産まれるシーンを描いた絵です。
背景とキャラクターに費やした割合としては、8:1程の割合、
最初にお見せしたメルヘン風のイラストですと、10:1程の割合になっています。
絵柄によって、リアルよりであったりデフォルメされていたり、違いはありますが、
それなりに時間をかけています。

そしてもう一点が、登場するキャラクターの存在です。
費やす時間が少ないとはいえ、キャラクターの存在は絵を描くエネルギーです。
世界観同様、私の描くキャラクターは、
すべてオリジナルのキャラクターであり、私にだけ描かれる存在です。
これが、描き続ける大きな原動力になっています。

それぞれに特別な思い入れを持って描いています。
登場する世界観はキャラクターによって異なりますが、
どんな所でどんな格好で何をさせてあげようか等々、楽しい気持ちはいつも変わりません。
愛情たっぷり注ぎ込んであげるのです。

私にとっての「メルヘン&ファンタジー」とは、キャラクターあってのもの、
キャラクター達に与えたい世界なのです。

今回この企画に参加させて頂き、今まであまり深く考えること無く作成していたのですが、
このメルヘン・ファンタジーの自由で楽しい世界と
そこで暮らすキャラクター達のことが、私は本当に好きなんだなと改めて気づかされました。
メルヘンやファンタジーを描いていらっしゃる他の作家様達それぞれ、
私とはまた違う解釈で描いていると思います。
ですが、その世界観が自由であるという事にかわりは無いと思っています。
その、自分だけが作れる自由な世界という魅力を少しでも伝える事が出来たら幸いです。

まだまだ力不足を痛烈に感じていますが、これからも自分の世界、自分にしか作れない世界を求めて
自信を持って描き続けていきたいと思っています。

お付き合い頂いた皆様と、今回このような機会を与えて下さったDAI様、本当にありがとうございました。

 
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