拘りの人の拘りを聞く
「拘りの鉄」 |
![]() 第7回 「ぶっかけ」 遠藤バニラ氏 |
そんな「ぶっかけ」の何に拘っているのか、 「白濁の殿堂」より遠藤バニラの場合を紹介します。 このページに登場するキャラクターは「淫徳天女」という、白濁の殿堂で企画中の インフィニットぶっかけADVのキャラクターです。
アルテラと呼ばれる男性の精力が異常の世界で、それを解消するために世界中の人からぶっかけられる(これを淫徳と呼びます)。 「拘りの鉄 第7回ぶっかけ」では、 彼女たちにぶっかけられてもらいながら、 遠藤バニラの精液と見せ方への拘りと、その出来映えを披露します。
それも「ぶっかけられて精液まみれなのに更にぶっかけられ、身体中を精液が伝い、垂れ、流れていく」 など、量と部位(場所)は多ければ多いほど好みます。 突き詰めると「全身に精液がぶっかけられているのが好き」というわけです。 女体フェチといっても相違ないでしょう。 ただし、感情無く作業的にぶっかけられているのでは、あまり興奮しません。 わが身を差し出す「献身的な姿勢でのぶっかけ」 こそ、梅に鶯、最も水際立つぶっかけなのです。 精液の上に精液を、油絵のように重ねて描写していきます。 気が付くと、あり得ないほどの量をぶっかけてしまい、画面が真っ白。 絵として考えると完全にやりすぎです。 精液はもう少し”艶麗に”描くのが良いと思いますが、後述する「話」と連動させると、前の画面よりぶっかけられている必要があるので、適切といえば適切でしょうか。 精液の組成は透明な液と精子の二つです。 その通りに描写すると非常に手間になるので「白くてドロドロした液体」程度にデフォルメします。 「薄い→濃い」の濃度順に、下から上へ。 精液と精液の間に精液を描き、濃度の高い精液で、それを繋げたり、混ぜ合わせたりします。 これを続けると「ぶっかけられすぎて画面が真っ白」になる訳です。
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 真ん中の状態でもかなりの量がぶっかけられてますが、「ぶっかけられているのに、更にぶっかけられる」のが好きなので、 虫が治まるまではぶっかけ続けます。
ぶっかけ絵の場合は、その差分が数枚・数十枚となることもしばしば。 これに話を揃えて練り合わせれば、素朴な食パンADVの出来上がりです。 差分があるからといって、それが「汁だけ」の場合は発酵しません。 話がある以上、絵と話が最低限連動する必要があるからです。 かといって、腕や顔の動きを差分にするなら、 原画からもう一枚作成した方がいいでしょう。その場合、一からぶっかけ直したり、精液の部位同期が必要などの問題が出ますので、注意してください。 話との最低限の連動とは、登場するキャラクターの「感情」が、見て・読めること。 感情を表現しているのは「表れる情」。すなわち表情です。 具体的には「目と口」で、これを数パターン作成することで、ようやく発酵し始めます。
![]() ![]() ![]() ![]() あとは、言葉のエロスで焼き上げるだけ。
話を付けるといっても、どのように表現すればいいのかが悩みどころです。 小説のように。漫画のように。版面のように。いろいろな形で試しましたが、 BURSTと名付けた形式が一番有用でした。 BURSTは「画像+台詞+キャプション(説明文)」の三つの組み合わせです。 台詞とキャプションは1行で済ませるのが理想。 余計な記述によるテンポの悪化を防ぎ、不要な文章で余計な集中力を使わせないようにするためです。 ぶっかけ差分は「射精(ぶっかけ)→着精」を繰り返します。 話に動きがないと思ったら、肉棒を咥えさせて場面を盛り上げるのも一興。 咥える仕草や男性の差分は、ジャムやマーガリンなどの「スプレッド」となり、より味わいを深くしてくれます。 ![]() ![]() ![]() ただし、話に不要であれば、それは完全な蛇足。
これらのトラジディーには、十分ご注意を。やりすぎていいのは、 ぶっかける量だけです。 出来上がった作品を見てみましょう。 精液と表情、ちょっとした差分を加えるだけで「一枚」の作品が「1つの」コンテンツとなったものです。 *この作品は「マルルの浴精淫徳」という、白濁の殿堂にある作品の縮小版です。
拘りの人の拘りを聞く「拘りの鉄 第7回 ぶっかけ」は如何だったでしょうか。
いろいろな感想があると思いますが、溢れ出るぶっかけの世界を知ってもらう、または掘り下げるきっかけとなれば、これ幸いです。
最後に、この貴重な機会を下さったDAIさんと、この場で出会えた皆さんに、遠藤バニラより「ありがとう」と言わせてください。 それでは、また、どこかで。(・ω・)ノ |
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