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■ごあいさつ■
(イラスト/ロゴデザイン:カオリン)
こんにちは。レズビアンエロチカと申します。
女性作家によるレズエロ創作サークルで、主にサイトでレズエロ作品を公開しています。
水月モニカとS,夜紫蛇。2人のガチレズが運営しています。
「ガチレズの描くレズエロ」というテーマで、
自分がレズエロを描くこと、レズビアンエロチカ(略称:ビアチカ)を
運営する上での拘りについてお話しさせていただきます。
■レズエロをかくこと ■ 水月モニカ
同人誌、商業を含めてレズビアンものというのを20年ほど描き続けております。
日本で初めてのガチレズ雑誌「フリーネ」が95年に創刊された時、
漫画の条件が「エロは抜きで…」と言われて愕然としたものです。
ガチレズ当事者が異性愛男性や女性の描くところのレズ像に辟易していたという
時代性はよくわかるのですが、ただの女好きを自認にておりました自分としては
ようやく商業で思う存分自分のセクシュアル・ファンタジーが描けると思いましたので
残念でなりませんでした。
その後、2002年にユニセフが開催した「子どもの性的商業的搾取を考える世界会議」で
漫画家や表現に関わる作家がシンポジウムを開き、表現規制の問題を作家当事者から
世界に向けて発言する際にパネラーとして参加いたしました。
そこで女性作家自身がまったく性表現に対して肯定的に発言できない現場を
目の当たりにしました。
たとえば私はガチレズで女性を性的目線で見、表現したいという欲望と願望があります。
好きな言い方ではないのですが社会的弱者である女性はそういう性的主体としての
欲求や願望を主張することは、個人的に性的な攻撃を受ける恐れもあり、
躊躇したり過剰に隠ぺいしたりするようになっていました。
悲しいことにそういった攻撃をするのは男性だけとは限りませんでした。
あまりにもそういった重しのような状況が続き、なんとか打開したいと
啓蒙活動的な意味で女性に向けてのエロマンガの読み解き講座など細々と続けていました。
そして2009年にS,夜紫蛇と共に自分が楽しめて女性も男性も楽しめる
エンターティンメントな作家グループを作ろうと意気投合して結成いたしました。
楽しめる表現を自ら発信し続ける方が何百のワークショップを開催するより
ひとの心に入れるのではないかと思ったからです。
(レズビアンエロチカフライヤー)
レズエロとはなにか…と申しましても男性の女性の好みが千差万別のように
レズエロもひとつではありません。ましてビアチカの作家はガチレズだけでなく
バイやノンケの作家もいます。共通するのは「レズエロが好き!」ということのみ。
「ロリっぽい少女好き」「巨乳万歳」「なんたって制服!」
「少年のようなスレンダーが一番!!」「いやぽっちゃりもっちりも捨てがたい…」と
絵柄も表現も全員が違います。
多国籍レストランのアラカルト料理のようにガチレズの趣味の多様さ、味付けを
楽しんでいただけたらと思います。
■サイト運営のこだわり■ S,夜紫蛇
ビアチカ運営の拘りはレズエロ多様性を大事にすることです。
雑誌のカラーをつくらないことが拘りと申しましょうか。
下記のように様々な種類の作品を掲載してます。
■膣トレバレエ漫画のイメージイラストより
膣トレグッズのスマートボール 挿入して特訓!
(必死の白鳥 原作:水月モニカ/作画:S,夜紫蛇 )
■片想いオナニー漫画より
甘酸っぱいオナ経験……あるある。
(むっつりチキン 作者:江川広実)
■エステでニプルファックなイラストストーリーより
マイクロファイバー綿棒で陥没乳首をお掃除!
客「(…やだ…何コレ…変な気持ちになる…)んあッ…!?」
店員B「敏感な部分ですので、痛かったら言って下さいね~」
客「は…はい…(うう…痛いどころか気持ち良いなんて…)」
店員A「もうちょっと奥までお掃除しますね~…えいっ♪」
客「ひンっ!! あ…っあの…ッもう…(こ、声がでちゃうよ~っ!!)」
店員A「この一番奥が汚れが残っちゃうんですよね~…すこしグリグリしますよ~☆」
客「あッ!やっ…あんッ!いやあぁんっ!!」
店員A「…はい、お客様、とってもキレイになりましたよ♪」
客「あ…ぁ…っ ありがとう…ございました…」
店員A「どうします?これからはバストケアもコースに追加しましょうか?」
客「……お…お願いしま…す…ッ」
(サロン・ド・ビアチカ ~官能篇~ 作者(ゲスト):BOSS珍殿)
■チョコで疑似スカ漫画より
ショコラティエが膣とアナルで溶かしたチョコを
マダムがチョコレートフォンデュで召し上がる。
(チョコレートパーティ 作者:水月モニカ)
いろいろなレズエロ作品があること。
作家が気負うことなく自分のレズエロを発表できること。
そしてなにより、気軽に作品を見ていただけることを目指して日々活動しております。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
(終)